坐骨神経痛とは?
◆原因、症状、治療法、について!!
目次
坐骨神経ってどこにあるの?
坐骨神経とは?
坐骨神経は、坐骨を通りおしりの筋肉“梨状筋”(りじょうきん)を抜けて足へ向かう
末梢神経のひとつです。
末梢神経は脳と脊髄からなる中枢神経と体の各部を結び、体を自由に動かしたり、温度を感じたりする
“伝導路”で、主に3つの神経から構成されています。
(1)運動神経
脳から指令を送り、体の各部位を動かす神経
(2)知覚神経
痛みや温度などの感覚を、皮膚、筋肉、関節を介して中枢に伝える神経
(3)自律神経
意志とは無関係に、内臓、血管、腺などの機能を調整する神経
私たちの下肢が自由に動かせたり、バランスよく歩く事が出来るのは、末梢神経である「坐骨神経」が
しっかり働いてくれるおかげなのです。
SLRテスト(下肢伸展挙上テスト)
坐骨神経に障害があるかを調べるテストの一つです。
坐骨神経(仙髄神経(S1,S2,S3)や腰髄神経(L4,L5))の障害を検査するテストで、
SLRは下肢伸展挙上テスト(Straight Leg Raising Test)の各単語の頭文字に由来する略称です。
患者が仰向けに寝た状態で、膝を曲げずに伸ばしたままで足を上げていき、坐骨神経を圧迫します。
坐骨神経に障害がある場合、足を挙げる過程で太ももの裏側からふくらはぎの裏側あたりに痛みが生じます。
痛みが生じて70度以上挙げられない場合、陽性と判断されます。
椎間板ヘルニアがある場合は、痛みで30度も足を挙げることができない場合もあります。
足が挙がる角度が低ければ低いほど症状が重いと考えられます。